施設の紹介

本施設は長崎市から発生する可燃ごみを処理する施設です。

施設の特徴

処理能力 ごみ焼却炉 | 240t/日(120t×24h×2炉)
処理方式 ごみ焼却炉 | 全連続燃焼式ストーカ方式

  • 1.地域のシンボルマーク

    煙突にはステンドグラスをイメージしたLEDライティングがあります。


  • 2.夕日のテラス

    夕日の美しさで知られる神ノ島のシンボル施設として、「夕日のテラス」を設置しています。


  • 3.高効率ごみ発電

    低空気比燃焼をはじめとした最新技術で、最大5200kW発電効率21%超の高効率発電を導入しています。


  • 4.自然エネルギーの活用

    三大自然エネルギー発電(水力・太陽光・風力)を設置した環境意識の高い施設です。


  • 5.屋上緑化庭園

    屋上を緑化、庭園のように休憩できるように致しました。


  • 6.逆送式ストーカ焼却炉システム

    廃プラごみや下水汚泥の混焼など、ごみ質変動に強い逆送式ストーカ焼却炉システムを導入しています。

施設の概要

事業主体 長崎市
施設名称 長崎市西工場
所在地 長崎県長崎市神ノ島町3丁目526番地23
事業期間 建設期間:平成25年9月~平成28年9月
運営期間:平成28年10月~令和13年9月までの15年間
敷地面積 14,499.60 m2
延床面積 14,465.35 m2
建築構造 地下2階、地上8階
RC(鉄筋コンクリート)造、S(鉄骨)造、SRC(鉄骨・鉄筋コンクリート)造
処理方式 ごみ焼却炉 | 全連続燃焼式ストーカ方式
処理能力 ごみ焼却炉 | 240t/日(120t×24h×2炉)
竣工 平成28年 9月30日

主要設備

可熱ごみ処理施設フロー図

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  • 受入供給設備

    ごみ計量機

    ごみ収集車で運ばれてきたごみは、最初にごみ計量機で重さを量ります。


  • プラットホーム

    計量を終えたごみ収集車はこのプラットホームに進入し、ごみを投入扉からごみピットへ投入します。


  • ごみクレーン・
    ごみピット

    ごみはごみピットに貯留され、ごみクレーンにより撹拌された後、焼却炉に投入されます。


  • ごみクレーン操作室

    ごみ投入ホッパへのごみの供給は自動・手動・半自動運転方式が可能です。


  • 粗大ごみ破砕機

    搬入された粗大ごみ(畳、大型家具等)を、焼却炉への投入に支障のない大きさにするため、せん断式破砕機で切断します。

  • 燃焼設備

    焼却炉

    炉内のごみは、ダイオキシン類の発生を抑制するため850℃以上の高温で焼却します。

  • 燃焼ガス冷却設備

    ボイラ

    ごみの燃焼によって発生する排熱をボイラで回収し、蒸気を発生させます。

  • 蒸気タービン発電設備

    蒸気タービン発電設備

    ボイラで発生した蒸気により駆動され、発電しています。最大5,200kWの発電を行う能力を持っています。


  • 低圧蒸気復水器

    タービン発電機で利用した蒸気を、水に戻します。

  • 排ガス処理設備

    減温塔

    排ガスに冷却水を噴霧し、急速冷却します。


  • ろ過式集じん器

    排ガス中のばいじん、塩化水素、硫黄酸化物及びダイオキシン類を除去します。


  • 誘引送風機

    処理した排ガスを、触媒反応塔を経て煙突に放出します。


  • 触媒反応塔

    排ガス中の窒素酸化物を、化学反応により利用して分解・除去します。


  • 煙突

    きれいになった排ガスを、空気中に放出します。

  • 排水処理設備

    排水処理設備

    プラント排水を生物処理・凝集沈殿・砂ろ過処理して、場内で再利用します。

  • 灰出し設備

    灰クレーン・灰ピット

    灰ピットに貯留された灰は、灰クレーンによりトラックに積み込み場外搬出されます。


  • 飛灰処理装置

    ろ過式集じん器などで捕集した集じん灰に薬剤を加えて混練することで、重金属の溶出を防止します。

  • 計装設備

    中央制御室

    施設内の機器の監視・操作はここで行っており、西工場の頭脳といえるところです。